中登美ヶ丘の家

photo: hiroshi nakazawa
閑静な丘陵地に建つ住宅です。
車庫は既設を利用して仕上げを変更。
クスノキの大木が目を引きます。

photo: hiroshi nakazawa
玄関ドアは外壁に溶け込むように同じ木材で製作しました。

photo: hiroshi nakazawa
屋外を積極的に活用できるように半屋外のテラスを設けています。

photo: yutaka kinumaki
テラスの外側にはルーバー雨戸を設置しています。

photo: hiroshi nakazawa
ルーフバルコニーを活用するための屋外階段。
錆びにくいように溶融亜鉛メッキを施しています。

photo: hiroshi nakazawa
踏み板はスチールのグレーチングです。

photo: hiroshi nakazawa
スッキリと景色を眺めることができるように木製建具の上下を隠しています。
階段で上がることのできる車庫の上はウッドデッキになっています。

photo: yutaka kinumaki
こげ茶色の木材や格子戸を使ったアジアンリゾートのようなリビング。
床材は無垢フローリングでメルボウやメルバウと呼ばれるマメ科の広葉樹。
とても硬くて丈夫な木材です。

photo: hiroshi nakazawa
クスノキの大木が植わった中庭。
この大木を囲むように建物を配置しています。

photo: yutaka kinumaki
バスコートのある開放的な浴室と洗面室。
白色の磁器質タイルでつなげています。
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閑静な丘陵地に建つ住宅です。
邸宅跡の分譲宅地で高い塀や車庫等の構築物とクスノキの大木とが残されていました。
地盤が道路より約2m高く、見晴らしが良い。
この遠景とクスノキの両方を望める位置に各部屋を配置しました。
屋外を活用したいという要望があり、屋内との関係性が大事だと感じました。
半屋外のテラスと開閉可能なルーバーが、屋内外を滑らかにつなぎ、
空間に多様性をあたえ、他者の視線を和らげる。
道路際に残されていた閉鎖的な塀の一部を撤去し、
緩やかに地域とつながることを思い描きました。