岸和田の家リノベーション

築15年のハウスメーカー住宅のリノベーションです。
軽量鉄骨造なので構造を変えずに改修しました。

格式の高くて閉ざされた和室を日常使える畳コーナーへ改修しています。

畳コーナーとの間には横格子戸を設け、柔らかく仕切ることも可能です。







撮影 今西浩文
大手ハウスメーカーによって15年前に建てられた住宅の
リノベーションです。
トップライトからの雨漏りに加えて外壁にクラックが発生しており、
その補修と共に今の生活に合わない部分を改修する計画でした。
この住宅の建つ泉州では海のある北西方向を「浜側」、
山のある南東方向を「山側」と呼ぶようです。
浜側からはよく風が吹き、
それを室内に取り入れたいとのことでした。
改修前の和室は長押のある格式の高い座敷でしたが、
立派すぎて現代の生活に馴染まずいつも閉ざされていました。
仏壇があり畳の間は必要でしたが、もう少し生活空間の一部として
活用できるようにリビング一画のコーナーとしました。
開け放しても違和感のないように改修することで、
風が通り抜けます。
また、畳コーナーを小上りとし、膝の悪いお母さんでも
一度腰掛けることで利用しやすいように配慮しました。
構造など変更が難しい規格化住宅ですが、
少しのカスタマイズにより気持ち良く暮らせる住宅となっています。